お米の話土の中の微生物を大切に 自然との共存を楽しむ
Coexistence with nature 自然との共存
山形県天童市にて平成8年に有限会社ファーム・イン・ビレッジを設立(父 森谷茂伸)。設立当時、まだ安心安全米が主流になる前からできるだけ農薬、化学肥料を使わないお米作りに挑戦し続け、平成17年に特別栽培米用の育苗施設を整え本格的な栽培をスタートし現在に至ります。出羽山々と蔵王山に囲まれた山形盆地の中心に位置し、近くには日本三大急流の最上川が流れ、水質の良い地下水に恵まれた地域で安心、安全の米づくりを営んでいます。自家製のぼかし肥料で土作りからこだわる田んぼには、カブトエビやゲンゴロウなど多くの微生物が生息し、それらと共存しながら体に優しく美味しいお米づくりに力を入れています。
良質の地下水に恵まれた環境
土づくりにこだわった田んぼ
自然と共存して優しいお米づくり
特別栽培米とは
特別栽培米は、農林水産省が策定した「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に沿って栽培されたお米のことです。このガイドラインは、無農薬や農薬の使用を節減して栽培された農産物への消費者の関心の高まりにともない、施行されたものです。特別栽培米の基準は、そのお米が生産された地域の慣行レベル(各地域で慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が5割以下、化学肥料の窒素成分量が5割以下、で栽培されたお米を指します。お米ラベルには節減対象農薬の使用状況を表示しております。
ファーム・イン・ビレッジの特別栽培米
ファーム・イン・ビレッジの1年
[種まき] 種をまき、温室で芽をだしたらハウスに並べ約10cmになるまで大事に育てます。 |
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[田植え] ゴールデンウイークをはさみ2度にわたって田植えを行います。 |
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[除 草] アメンボ号という除草機を使って稲と稲の間を除草していきます。 |
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[畦の草刈] 畦の草刈も重要、雑草から虫がきてお米が病気になったり、虫がついたりします。 |
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[除 草] 膝丈まで伸びた稲の間は機械では通れないので一つ一つ手作業で伸びた草を取り除いていきます。 |
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[稲刈り] 黒米、もち米、あきたこまち、ひとめぼれの順に稲をかります。 |
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[米等級検査] 収穫したお米を検査し、銘柄および等級を確認していきます。 |
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[新米発送] 10月~11月にはぴかぴかの新米が全国に出荷されていきます。 |
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[種籾の発注] すべて受注生産のため昨年のお米の販売数量をみて来年の生産予定をたて、種籾の必要数量計算をします。 |
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[雪の山形] 毎年お正月をすぎると大雪がふります。庭、屋根、仕事場、朝おきたら、まず雪の片付けをしないとどこにも行けません。一番寒い2月、農作業はありませんが、早いところでは果樹の剪定などがはじまります。 |
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[特別栽培米認証申請] 無農薬・減農薬等の認証を受けるために田んぼの面積やしよう有機肥料、農薬等の計画を明記し、県に提出します。 |